焼き鳥屋さんの予約をしていたのに、検査であやしい影を発見!!焼き鳥食べにいけないの?

心にいつでもコーヒーベルト!!まつり長です。

あれは確か、2022年の9月。コロナのせいでと言いつつ、それまでは1年に一度受けていた乳がん検診をなんと2年間も受信していませんでした。

いつも通り、マンモグラフィーと乳線エコー、血液検査を受けて、お金を払って安心を買う。

そのつもりだったのに。

焼き鳥予約してたのに。

宗像乳線クリニックの塩谷先生は、エコーの画像を見てこう言った。

「見逃してもいいかもしれないけれど、私はこの影の引き込みが気になるのよ。グレーな感じ。」

「よし!このまま細胞組織取りましょう!!」

その時の私の気持ちは「えええ!!!嘘でしょーーーー?!」

その後の先生の動きは早かった。

みるみるうちにベッドに寝かされ、先生の手には不思議な細めのライフルみたいなやつが!!!

そして、戸惑い続ける私の乳(チチ)に狙いを定め、かわいい声でこう言った。

「1・2・3 チクっ!」

正確にはチクッではなく「バスン!!!」だったけど、麻酔銃に打たれた位 笑

その日はもう記憶が怪しいですが、焼き鳥どころでは無くなって不安で眠れませんでした。

検査結果を待つ間の2週間の長いことと言ったら

2週間が長くて長くて、ずっと悪い予感しかしません。

なんでなんでしょうか、悪い時の予感って大体当たるんですよね。

2週間の間結果を待ちながら、悲しいことがもう一つ。

細胞診を受けたところの乳が、真っ青に内出血している。

私の美乳ちゃんが〜あぁ〜かわいそうにぃぃぃ(涙)

その時は本当になんで、こんなかわいそうな見た目になったんだと

悲しんでいましたが、後になれば本当にあの時

塩谷先生の勘のおかげで細胞診を受けさせてもらって良かったと、

心から思う日が来るのでした。

こんなところで、まさかのコーヒーが助けてくれた!

検査の結果はやっぱりクロ。

「小葉がん」という、ちょっと聞きなれないがんの名前。

塊のような腫瘍ではなく、形がふわふわとしたがんでした。

この時点では「1.5㎝位」と言われていて「初期の乳がん」と言う先生の見立てでした。

でも、結論から言いますと手術で取り除かれたがん細胞組織は4㎝を少しこえる、大きながんでした。

ステージ2と3のちょうど間だったんだって。

全然初期じゃなかった(涙)

切ってみないと分からないみたいです。

しかも、一度の手術では取りきれずに1ヶ月後にもう一度、同じくがんセンターで手術を受けることになりました。

そうそう。なんでコーヒーが助けてくれたのかって話なんですけど

私ががん宣告を受けるちょうど2年前。

千葉で焙煎のお勉強をしていた時に、同じグループだった方が

最終日に名刺を下さって、朧げに「九州がんセンターの乳腺科勤務」という

名刺をもらっていたことを思い出したのです。

それで、2年ぶりに連絡を取ると現在も医局長として在籍しているとのこと!

乳がんになっちゃって、、、と話すと、

「僕が切るよ」と即答して下さいました。

小葉がんは取り除くのが大変で、2回に分けて摘出しましたが

2回とも、知人に執刀してもらうことが出来ました。

安心感しかなくて、私の意向を最大限に聞いて下さった岡本先生。

命の恩人です!コーヒーの仕事をしていなかったら、こんな風に助けて

もらえることは無かったでしょう。

がんは嫌だけど、物の見方・考え方・時間の使い方。全てが変わった。悪いことばかりじゃない。

お客さんに何でもかんでも話してしまう私は、無論「がんになってしまった」とインスタで公開。すると、いろんながん経験者のお客さんが入院中に

あったら便利なものなど具体的な話をたくさんしてくれて、とても有り難かったことを思い出します。

がんにならずに一生終えるのが1番いいに決まっています。

でも、この病気になったおかげで「本当に自分が大事にしたいことは何?」と、自分自身で立ち止まる癖がついたように思います。

1度目の手術は予定の」倍の時間がかかり、手術が終わるのを1人で待っていた母にとっては地獄の時間。
手術が終わって先生からの説明で、思っていたよりもがんが大きく

リンパ節にまで転移していたためにリンパ節や神経を、全て郭清せざるを得ませんでしたと聞かされた母は私が麻酔から目を覚ました時も泣いていました。

その泣き様を見ていて、「え?私はそんなにひどかったの?」

「私は死ぬと?」と内臓の全てが冷たく冷えていくような感覚になりました。

忘れられない感覚です。

でも、この体験のおかげで時間は有限であることを思い知ったし

回り回って良かったのだと、今は思っています。

何はともあれ、健診へ♪自分を健診に連れて行けるのはあなたの2本の足だけよ!まずは予約の電話。

あの時、健診に行っていなかったら 半年健診が遅れていたら私はもう生きていなかったかもしれません。

あの時なぜか強く「健診に行って!!」と言ってくれた友人。

健診に長く行かなかった理由は、なんとなくお風呂に入るときに自分で

「しこり、ないよねぇ〜?」とセルフチェックして勝手に異常なしと判断していたから。

でも、私のがんは5年ほどの時間をかけゆっくり大きくなり、こっそり隠れていました。

セルフチェックは、正直なんにもなりません!!

乳腺の専門医の病院で、1年に一回。

マンモグラフィーも、乳線エコーも、両方ともしてください!

私のがんは、マンモグラフィーには1ミリも写っていませんでした。

これは、私からの切なる願いです!

見つければちゃんと治る、だから怖がらずに自分のことを守って欲しいのです!

乳がんと祭長、まとめ。自分にとって大事なものを選び取る生き方に変わる。

長くなってしまいましたが、私の気持ちが文章を通じて少しでもあなたの心に響けばと思います。

3年前から私のこの体験はインスタやブログで常々発信してきました。

その投稿を見て、健診に行ったら私にもがんが見つかりました。

ずっとまつり長にお礼が言いたかった!と言われたのは先日のおしゃべり会でのこと。

突然の報告に、泣いてしまいました。

今も数種類の治療を並行しながら頑張る彼女が、これからどんどん元気に

好きなことをたくさんして、かわいい子どもさんと笑っていられるように

私も願っています。

私の周りに、がんを経験した人はものすごく多いです。

でもみんな普段はそんなこと、周りが気がつかないほどに元気にやっている。

健診に行くも行かないも、その行動を選び取るのは自分。

私もまだまだ、治療の真っ只中を頑張っています。

こんなにも忙しいお店の営業をやりながら、病院に通っています。

あなたもどうか、健診に足を運んでね。

まつり長があなたをうんと褒めてあげるよ。

産地に届け!bravo!!